悠二– Author –
-
冷や汗が滲み、胃が不穏な音を立てる。そして訪れる、避けられぬ下痢の波。松屋のモーニング朝食ソーセージエッグ定食490円
テーブルに運ばれた瞬間、思わず二度見してしまう。ご飯特盛、納豆付きで490円。これは現実なのか? いや、確かに目の前にある。 こんもりと盛られた白米、湯気を立てる味噌汁、そしてメインの皿には目玉焼きとソーセージが鎮座している。 見た目はシンプ... 悠二 -
店が空いていても相席になる。目の前の見知らぬ客と、無言で唐揚げに向き合う。中華料理 福怡軒の唐揚げ定食900円
平日の11:20、新宿御苑前駅から10分ほどの福怡軒へ。開店してからわずかだったからか、広々とした店内にお客さんは2組。 中央の4人テーブルに座りランチALL900円の唐揚げ定食を頼む。注文してから3分で料理が運ばれてきた。唐揚げなのに早すぎないかと不安... 悠二 -
薄切りの牛肉は柔らかく、噛むたびに染み渡る旨味が広がる。松屋の朝食モーニング得朝牛皿定食390円( 大盛り )
朝の喧騒の中、静かに差し出される一膳の「得朝牛皿定食」。その質実剛健な佇まいは、働く者の胃袋を満たすことに特化した、まさに“朝食の理想形”である。 白米がこんもりと盛られた丼は、粒立ちのよい炊き加減が見て取れる。ふっくらとした炊き上がりが、... 悠二 -
黄金色の黄身が白身と絡み合い、半熟ならではのとろみを湛えた姿は、まるで朝の陽光を映したかのようである。松屋の朝食モーニング「とろっとたまご丼」380円
ここ何年か、太ることを気にし炭水化物をあまり取らないようにしておいた。 最近、身体の筋、健を痛め、痺れもあり、なかなか治らない。医者には行ってロキソニンの飲み薬や湿布も貼っている。 老化もあると思うが、なんとなく炭水化物というエネルギーを... 悠二 -
生野菜特有の青臭さは一切なく、むしろキャベツそのものの美味しさを最大限に引き出した仕上がりとなっている。新宿御苑前駅 Grill&BBQ OK’sの大木屋のメンチカツ定食1,200円
平日の11:35に新宿御苑駅前から徒歩10分くらいのGrill&BBQ OK'sへ。開店時間なので私が1番乗り。 注文したのは今週のランチ「大木屋のメンチカツ定食」1,200円。 席はカウンターが4席、4人テーブルが1卓、2人テーブルが2卓、見えない右奥に4人テーブル... 悠二 -
噛めば小麦の香りがふわりと立ち、カレーの風味と重なって絶妙なハーモニーを奏でる。新宿御苑前 更科のカレー南蛮800円
カレーの芳醇な香りが鼻腔をくすぐる。湯気とともに立ち上るその匂いは、どこか懐かしく、遠い記憶の扉をそっと開くような優しさを持っている。 目の前に置かれた「カレー南ばん」の器には、黄金色のとろみを帯びたスープが湛えられ、艶やかな表面にはわず... 悠二 -
口に含めばプチプチと弾ける食感が、まるで祝福の花火のように喜びをもたらす。新宿御苑前駅ばさらのしらす干し・とびっ子のパスタ1,200円
水曜日の11:35、新宿御苑前から少し歩いたところにあるパスタ屋のばさらへ。 ほぼ開店時間に入ったが既に4組のお客さん。店内は広くはないが席の間隔がほどよく空いているので、居心地は良い。 席の構成は、入口手前に4人テーブルが2卓、2人テーブルが3卓... 悠二 -
奥深いコクがその辛さを支え、単なる「辛い」だけで終わらせない構成力が感じられる。西安刀削麺 曙橋店の辛いマーラー刀削麺1,000円
水曜日の11:30。曙橋で打ち合わせが終わり、早めの昼食のため店を探す。駅から少し離れた刀削麺屋へ。 お客さんは1人。店内は狭い。テーブル同士が近く、人が1人ようやく通れるくらいの間隔。 メニューは2枚あるが、同じ様な書き方で迷う。適当に「本場辛... 悠二 -
肉はその繊維一本一本にまで味が染み渡り、口に運ぶと濃厚な旨みとともにコク深いソースが広がる。福招門の牛バラ肉丼セット950円
テーブルに運ばれるやいなや、甘辛い香りが鼻腔をくすぐり、その瞬間から食欲が目覚めるのだ。 丼の中央に堂々と盛り付けられた牛バラ肉は、まさに主役の風格である。しっかりと煮込まれた牛すじとバラ肉は、箸を入れると簡単にほぐれる柔らかさだ。 長時... 悠二 -
青じその香りが程よいアクセントとなり、サーモンの自然な甘みを引き立てる。ノエルのサーモンのポアレ 青じそバターソース1,050円
ひと目見ただけでその繊細な仕上がりと上品さが伝わる一皿である。 美しい黄金色に焼き上げられたサーモンは、食欲をそそる香ばしい香りを漂わせ、テーブルに運ばれた瞬間から期待感が高まる。 サーモンの身は驚くほど柔らかく、フォークを入れるとほろり... 悠二