先日に引き続き、富久町にある四川食府へ。注文したのは麻辣刀削麺。7分13秒で運ばれてきた。
目の前に供された一杯の麻辣刀削麺。器の中には、艶やかな辣油が浮かび、スパイスの香りがふんわりと立ち昇る。
だが、その赤黒いスープの色合いに反して、湯気から感じる辛さの刺激は穏やかである。
激辛を求める者には物足りないかもしれないが、そうでない者にとっては安心して楽しめる一杯と言えよう。
個人的評価点数
ひとすくいすれば、分厚く削られた麺が白く輝きながらスープの中から姿を現す。
その形は不揃いで、まるで職人がひとつひとつ丁寧に削ぎ落としたかのような趣がある。
口に含めば、期待通りのモチモチとした弾力が歯を押し返し、噛むたびに小麦の甘みがじんわりと広がる。
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スープがしっかり絡むため、麺をすするたびに、じんわりとした痺れと辛みが舌の上にじわじわと染み込んでくる。
スープは、麻と辣のバランスが取れており、舌を焼き尽くすような攻撃的な辛さではない。
むしろ、程よいピリ辛さがじんわりと喉を温め、あとを引く旨味を感じさせる。
花椒の痺れがわずかに残り、それが刀削麺のモチモチとした食感と心地よく調和する。
ただし、スープ自体の味わいはやや控えめで、強烈な個性を求める者には物足りなく感じるかもしれない。
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トッピングとして散らされたパクチーの香りが、スパイスの刺激に爽やかな余韻をもたらす。
加えて、青々としたインゲンが彩りを添え、全体の見た目にアクセントを加えている。
とはいえ、それらが主張しすぎることはなく、あくまで麺とスープを引き立てる名脇役といったところだ。
食べ進めるうちに、ふと気づく。「あれ? もう終わり?」――そう、この刀削麺、量がやや少ない。
麺の弾力をじっくり楽しんでいるうちに、あっという間に底が見えてくる。しっかりとした食事を求めている者にとっては、少々物足りないかもしれない。
追加でサイドメニューを頼むか、別の料理と組み合わせるのが得策だろう。
総じて、この麻辣刀削麺は、辛さが苦手な者でも挑戦しやすく、刀削麺独特のモチモチとした食感を堪能するには十分な一杯である。
ただし、深いコクを求める者や、ガツンとした辛さを欲する者にとっては、やや物足りなさが残るかもしれない。
しかし、穏やかな辛さと食べやすさを求めるならば、この一杯は悪くない選択肢である。
お店の詳細
- 定:無休
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